6冊目に紹介する本は、仲山進也さんの『組織にいながら、自由に働く』です。
5冊目に紹介した『グッドバイブス ご機嫌な仕事』と響き合うような素敵な本です。
著者の仲山進也さんは、楽天の正社員でありながら勤怠自由・仕事内容自由で、自らの会社を経営したり、サッカーチームとプロ契約したりと、働き方改革が叫ばれる以前から、自由なスタイルの働き方をされている方です。
僕は2018年6月にこの本を読んでから、仕事が何倍も楽しくなったのを覚えています。この本には、仕事を遊びに変えるヒントがたくさん詰まっています。
仲山さんは、自由な働き方に至る道のりとして、「加減乗除」の法則があると言います。
加ステージでは、仕事を選り好みせずいろいろやってみて、できる仕事を増やす。仕事の報酬は「仕事」。
減ステージでは、加ステージで積み上げたものから、いろいろなものを手放して、自分の強みを発揮できる仕事に集中する。仕事の報酬は「強み」。
乗ステージでは、磨き上げた強みに、別の(人の)強みを掛け合わせる。仕事の報酬は「仲間」。
除ステージでは、一つの作業をしていると複数の仕事が同時に進むようにする。仕事の報酬は「自由」。
それぞれのステージについて書かれている章の最後には、次のステージに進むための「持ち物リスト」と、「手放す必要があるものリスト」が示されているのですが、これがすごく面白いんです。(写真参照)
また、仲山さんの「キライ・やりたくないこと」と「スキ・やりたいこと」が書かれた「自分のトリセツ」には、めちゃくちゃ共感しました。(写真参照)
そして、巻末の参考文献に紹介されている本も最高でした。本書の内容が濃いのも納得です。
じっくり読んで、仕事で実践していくと、かなり破壊力のある本だと思います。
心からオススメします!





